■考察1:Hさん■

1997年5月4日、上司のI氏に誘われて生まれてはじめて競馬に出かけた。

天気がよかったせいもあって、東京競馬場は気持ちのいい空間だった。残念ながらビギナーズラックは訪れてくれなかったが、非常に楽しい時間を過ごした。この日以来少しずつ競馬が好きになり、今では万馬券を求めて競馬場やウインズを徘徊している(べつに馬券を拾い集めている訳ではありません)。

そしてこの日、もう一つ運命的な出会いがあった。競馬帰り、府中の居酒屋の飲み会でのこと。一人の女性が新宿でお店をやっていると話をしてて、I氏は今度一度行くからと。

この女性こそ、田代葉子こと感王寺美智子さん(以下、葉子さん)その人なのでした。

はっきり言って、このときの葉子さんの印象はあまり残ってません。しいて言えば、ちょっと濃い(何が?)感じがしたくらい(葉子さん、ごめんなさい、ごめんなさい…)。

とにかく、これがその後の人生を大きく狂わせる、じゃなくて素晴らしいものにする出会いだったのです。

この出会いのあと、個人的なことで精神的に大きなダメージを受けてしまい、落ち込んだ日々を送っていた。少しずつ立ち直りかけていたそんなある日(府中での出会いのことなんてとっくに忘れていた7月16日)、I氏が例の新宿の店に行ってみようと言いだした。

ゴールデン街、聞いたことはあるが一度も行ったことはない。うさんくさそうな店が並ぶなかをさまよい、ついに『シネストーク』に。この日は三浦さん(彼女も5月4日府中にいた)が入ってた。その後3回目にして葉子さんと再会。

少しずつ飲みにいく回数も増え、『シネストーク』と葉子さんの毒にじわじわと体をむしばれて、もう逃げ出せなくなってしまった……。

楽な気持ちで飲める店、それが『シネストーク』。もちろんこの店は葉子さんの魅力でもっているのだが、バイトの女性のことも忘れちゃいけない。辞めた人も含めてみんな魅力的で感じがよい。

まあそう言う訳で、お酒を飲める体とお金がある限り、そして『シネストーク』がある限り通うつもり。

最後にここで出会った人たち(客)のことも書こうと思ったのだが、書いていいことといけないことの境が難しいので今回はやめておくことにしよう。みんな強烈な個性の持ち主ばかりでいろいろあるけれど、それはまたの機会に。

それでは皆さん、また『シネストーク』で酔っぱらって会いましょう。
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